伝統ある食文化を守りながら、新しい形に生まれ変わらせて次の世代へつないでいこう――そんな想いから生まれたチームが「タベツク出雲」です。出雲の食を未来へ届けたいと願う後継者たちが集まり、日々“いいものづくり”に挑んでいます。
メンバーは、旭日酒造の寺田栄里子さん、けんちゃん漬けの成相由紀子さん、渡邊水産の岩田響子さんと渡邊美和子さん、そば処田中屋の田中俊樹さん、そしてむすびやの渡部裕子さん。出雲の“おいしい”を支える、心強い仲間たちです。
「タベツク出雲」が立ち上がったのはコロナ禍の頃。直接会えず、人とつながるのが難しかった中で、“食を通じて笑顔を届けたい”という想いから活動が始まりました。
そして今回、市役所から「一緒に新しいことに挑戦してみませんか?」と声をかけていただき、なんと約1年9ヶ月ぶりに活動を再スタート。
その取り組みのひとつが「極み朝ごはん」です。地元の食材と、受け継がれてきた技がぎゅっと詰まった一膳は、ちょっとした贅沢を感じられる特別な朝ごはん。おいしいだけでなく、出雲の食文化の深さも味わっていただけます。
これからも「タベツク出雲」は、伝統と新しさを融合させながら、出雲ならではの食文化を皆さんにお届けしていきます。
このページでは令和7年10月25日に開催された「極み朝ご飯」の体験の様子をレポートします。

<出雲人にも登場したタベツク出雲メンバーの記事はこちら>
・寺田栄里子さん(旭日酒造)
・成相由紀子さん(けんちゃん漬け)
・岩田響子さん(渡邊水産)
当日の様子
朝の空気がまだ少しひんやりと感じられる時間帯、会場ではすでにスタッフの皆さんが準備を始めておられました。
声を掛け合いながら、笑顔で談笑しつつ進む作業の様子はとても和やかで、早朝の静けさの中にも温かな雰囲気が漂っていました。
開始の時間になるころには、すでに外にお客様が並び始めておられました。
これから始まるひとときを楽しみにされているような穏やかな表情が見られました。
会場の中ではスタッフの皆さんが最終確認に励み、お客様をお迎えする準備が整いました。
受付が始まると、来場された方々が次々と入場され、席へと案内されていきました。
女性の参加者が多い印象でしたが、ご家族で来られた男性や子供の姿も見られ、幅広い年代の方が集まっておられました。
食事の準備が整ったテーブルから順に、スタッフが丁寧に料理を運んでいかれました。
湯気の立つ器や色鮮やかな料理が並ぶと、自然と「おいしそう」という声が上がります。
最初の一杯としてドリンクが用意され、消化を促すとの説明に、皆さん自然とグラスを手にしていました。
相席もあり、食卓を囲みながら初めて顔を合わせた方同士も自然に言葉を交わし、会場全体が一つの大きな食卓のように感じられ、あちこちから柔らかな笑い声が聞こえてきました。
開始からしばらくすると、次のご予約のお客様が少し遅れて来場される方々の姿もありました。
予約の方に加えて、当日になって参加された方もおられ、スタッフが笑顔で迎え入れ、すぐに席へと案内されます。
全体を通して、会場は終始暖かく、落ち着いた雰囲気に包まれていました。
スタッフの皆さんの細やかな気配りや、参加者同士のさりげない交流が自然に重なり合い、心地よい時間が流れていました。
今回の朝ごはんも、朝の静かな始まりから笑顔の輪が広がり、人と人とがふれあう温かな場となりました。
こうしたひとときが、日々の暮らしに小さな潤いをもたらしているのだと感じます。
しあわせな朝のひとときでした。
次回もまた、この穏やかでやさしい時間が続いていくのだなと思いました。
ごちそうさまでした。
キッチンから「おいしい時間」をお届けするために、
みんなの笑顔を思い浮かべながら、ひとつひとつ丁寧に仕込んでいます。





